木琴堂 護国神社前本店
2023.March
Retail
Fukuoka
- DESIGN
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インテリア
ロゴマーク
グラフィック
パッケージ - SI
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コンセプト
ネーミング
コピーライティング - COOPERATE
- 写真:BLITZ STUDIO 石井紀久
装飾備品 盆栽:ギャラリー島津
- POINT
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福岡市中央区六本松。大濠公園や護国神社をはじめ、自然豊かで緩やかな時間が流れる同エリアに誕生したのは、どら焼きやかりんとう、米粉を使った生姜のクッキーなど昔ながらのお菓子を現代風にアップデートした専門店の『木琴堂』です。
全体のデザインは和洋折衷のテイストで、「どら焼」の招き旗が揺れるファサードは束石や覗石など昔ながらの建築の様式に準拠した和風のデザインながら、欧文ロゴタイプのグラフィックを入れるなど洋の要素も取り入れました。軒上の看板は京都の老舗看板職人の手彫りのもので、職人の技が光る一品です。店内は一転して濃いブラウンを基調にした大正時代風のインテリアとし、天井や壁面に取り入れた飾り縁、曲面ガラスを使用した大型のショーケース、特注のペンダント照明などでレトロ感を表現し、隠蔽型のエアコンなどを採用しすっきりとした空間に。
店内からはガラス越しにどら焼きの焼台を設置し、焼き時間には店内に香ばしい生地の香りが漂います。
インテリア、グラフィック、パッケージ、ユニフォーム、BGMに至るまで一貫したコンセプトの元で統一感のあるデザインでまとめることで、新興のブランドでありながら長い歴史を持つような深いブランド体験を生み出します。